群馬県の公立高校入試は、2月中旬の前期と3月上旬の後期に分かれます。入試内容は、前期は3教科の学力検査・調査書・面接、後期は5教科の学力検査と調査書です。私立は学校で入試内容が違います。
今回は、全12校ある前橋市の高校から、公立の前橋女子高と、2校の私立高校をピックアップし、入試情報を解説します。
前橋女子校の入試の特徴
群馬県の公立高校の中で、毎年女子の偏差値トップを高崎女子校と争うのが、前橋市にある前橋女子高等学校です。2019年の合格実績では、難関の国公立大や有名私大、医学部に生徒を輩出しています。ある高校情報サイトによると、2020年版の偏差値は68と県内で5本の指に入るほど。学科は普通科のみで、前期後期合わせて定員は280人です。2019年の高校入試の倍率は、前期が4.26と大変高く、後期は1.18。前期の学力検査は、国数英の3教科か総合問題を選びます。この他に、英語面接や実技検査、作文や小論文、プレゼンテーションなども選考内容に加わります。後期では、国算理英社5科目の学力検査のみです。
私立高校2校の入試の特徴
共愛学園高等学校はカトリック系の高校で、英語力を武器に難関国公私立大への進学を目指す、英語科コースがあります。進学と特進の2コースがあり、英語科特進コースが偏差値62と、全コース内で最も難易度が高くなっています。定員は英語科進学コースと合わせて130人で、入試日は1月中旬です。学業特別奨学生入学試験では、5教科の学力検査と調査書をもとに選抜されますが、一般入試ではそれに面接が加わります。どちらの選考方法でも、帰国学生だけ国数英の3教科・面接・調査書に選考方法が変わるのが特徴です。
前橋育英高等学校には、難関国公私立大向けの授業を行う特進選抜コースが設けられています。定員は80人で、偏差値は65と高めです。このコースは特待入試のみで、単願・併願募集がそれぞれ、1月中旬と2月上旬の2期に分けて行われます。特徴は、選考内容に受験態度があることです。併願の入試内容は、5教科の学力検査の他に、調査書と受験態度。単願ではこれに集団面接が加わります。
前橋市の高校入試に適した塾選びを
県庁所在地のある前橋市は、公立高校と私立高校ともに偏差値の高い高校が揃っています。各校の倍率も他の地域に比べ高いため、高校入試に勝ち残るには、適切な塾選びをしなくてはなりません。大手の集団指導塾から個別指導塾まで多彩で、難関公立高校コースがある塾も。行きたい高校の合格実績も参考に決めましょう。
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